みとまるスカヤのモスクワ記録

2018.01-モスクワでの日々の生活,建築,音楽,旅行などの記録.パソコンの調子が悪く携帯からのupdateなので只今記載に時差が生じています.

救急搬送

Здравствуйте!

 

夫が骨董屋に来てから,しばらくして救急車が来ました.救急隊員は(恰幅の良い50代くらいの)女性2人でした.ロシアでは長いこと男女の労働が平等と聞いたことがあります.

今日暑かったのですよね.だからかな.とか思いながら,腕にカテーテルの取付け口を仕込まれ,私だけ連れていかれました.(夫はその場に.)これって点滴を抜き差しして腕がボロボロになるのを防ぐため,らしいです.これが最高に痛い.

 

連れてこられたのは公立の51番病院.

もちろん,朝行ったセレブ病院とは対局に近い感じです.しかし,セレブ病院もお金ばかりかかって,まったく馴染めなかった(?)です.

婦人科疾患を大きく取り扱っているらしいです.基本的にロシア語しか通じないものの来た2人の医師(ルパン三世の次元大介のような医師と丸メガネの女性医師)は英語ができました.

まずは婦人科の超音波をするから,と言われて,その前にトイレに連れていかれました.紙と便座がない...臭い..しかもとても狭い.膝つっかえるし!次元(医師)が扉の外で見張っていて,大丈夫か?と2分おきくらいに聞くので出るものも出ないよ,と思いながら,なんとか腰を浮かせながら(空気椅子状態)用を足しました.もちろん,紙は流してはダメです.

うーん...強くなれる気がする.

超音波は,その場で,「ズボンとパンツ脱いでここに横になる!」みたいなこと言われました.日本だと部位が部位だし,もっとデリケートな感じですよね.ところが,下半身,何も履いてないじゃん!という状況です.それも次元と丸メガネさんと超音波の先生(男)の前で.でも,左耳聴こえないしフラフラするし,もうどうでもいいよ,とまな板のコイ状態.

その後ストレッチャーに乗せられながら血液検査,コロナにかかっていないかの検査(鼻とか口に綿棒みたいなのを突っ込まれる)をしました.ここから,車椅子に移し替えられ,心電図のようなものをとられ,レントゲンをとりました.レントゲンも,日本だと専用の服とかあるのかな,私はたまたまキャミソールの上にシャツを着ていたので,シャツと下着を脱いでキャミソールだけで撮りました.

 

その後,病室のようなところに連れていかれます.何やら不穏な流れ.まさかの家に帰れない...ってやつ??

 

しばらくすると,次元(医師)がやってきて,検査の結果を見て健康が確認できないと返せない,今日は無理とのことでした.

なんと!!

 

連れてこられた病室までの廊下.

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病室.

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ベッドメイクは患者自身で.若かりし頃泊まった世界のユースホステルを思い出しました.

 

しばらくして晩御飯が提供されました.食事もワゴンが部屋の前まで来て自分で取りに行きます.

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ロシアの一般的な食事なのかな.じゃがいものピューレとコンビーフのような肉.少し甘いお茶.

 

そして点滴がカテーテルから処方されます.

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塩化ナトリウムだって.

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これ,ほとんどロシア語で言われています.この6人部屋にいる患者さん3人のうち英語ができる人が助けてくれました.

なんという一日だ..

結局何が悪いのかわからないな.病院も脳腫瘍は別の病院で診てもらってたし,いっぱい問題がありすぎて混乱しているのかもしれません.

 

ジーンズしかないから,仕方ないし,ズボンとシャツを脱いでキャミソールとパンツ(下着の)で寝ました.昔,ユースホステルに泊まっていた時,海外の子たちはけっこうそんな格好で寝ていたのでそれを思い出しました.

 

夜中に(携帯で時間を確認したら23:50でした)悪い夢を見たのか叫び声をあげたら看護師さんが慌てて着て,これを飲まされました.

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ハーブ?薬ではないと同室の人が言っていて,信じて飲みましたが,「飲みなさい!!」みたいな,こわいよー.

 

(2021.05.20追記)

コルバロール

『ペパーミントオイル,フェノバルビタールとアルコールを含みます.慢性的な不眠症,過度の攻撃性および過敏性が軽減されます.向精神薬.』