入院 5 -パーティー?!
Здравствуйте!
もうここに来て6日目です.病院の住人化してきています.日本人(東洋人)は珍しいのでしょうね,看護師さん,お掃除の人,配膳の人,一部の患者さんには顔を覚えられていると思います.
朝5時半.綺麗にお化粧してハイヒールを履きハンドバッグくらいしかもっていない(入院する荷物ではない)軽装備の患者さんが来ました.朝早いな.一見問題なさそうだけど緊急疾患があったんだろうな,こんな時間だし.
携帯の充電器貸してと言われてかしました.私も搬送され日は同室の人に借りました.同じ部屋の人もスリッパを貸してあげていました.
朝は8度.数日前まで30度を超えていたのにだいぶ寒いです.
今日はお尻に注射をされずに済みました.やっぱり良くなっているってこと?お尻に痛い注射をされる基準がよくわかりません.
今日は医師の回診は無し.看護師さんが薬を配りに来たり,注射しにきたり,検温しに来たりするだけです.
朝ごはん.
カーシャとパンとココア.昨日まで同室だった人が退院時に置き土産してくれた生ハム.
やることがないので,この明るい窓辺の椅子で一日中夫に持ってきてもらった長編小説を読んでいました.四巻セットで二巻だけもってきてもらったのですが,全部持ってきてもらっても良かった...
暖かいし居心地いいです.
天井が少し興味深い造りになっています.
シャワーは1箇所なので,なるべく空いている時間に,さて入るか.
このままだと7日間同じ病院服を着続けることになるので中に着た薄いワンピースの病院着は脱いで,高校の部活Tシャツにガウン?を着ることにしました.今日はユリアがいたので,ワンピースがあるか聞いたら月曜日にならないと届かないそうです.
ランチ.
豆のスープ.マッシュポテトのシチュー掛け,ビーツのサラダ,キーセル.キーセルは酸味のあるフルーツと砂糖の入った日本でいうところの葛湯みたいなものです.
時折,同室の人が,話しかけてきます.
何歳?とか.実年齢を言いましたが,顔(肌?)がきれい.というようなことを言われた気がします.(ロシア語だからはっきりわかりません).私はケアもおざなりですし特別美肌なわけではありませんが,彼女たちから見たら年齢の割には若く見え,肌も若いということなのかもしれません.日本人は若く見られがちです.
顔に何のクリーム塗ってるの?とか.今は夫に持ってきてもらったので,細かくお願い出来ずボディクリームで代用しているのでそれを見せました.
両親の写真は?とか.これについてもたまたま携帯に入っていた写真を見せて年齢まで言いましたが,驚いていたようです.日本人は実年齢よりずっと若く見える,というようなことを伝えると頷いていました.
夕飯.
ソーセージ,ゆでキャベツ,マカロニ,パン,りんごジュース.
梨をもらい忘れて,昨日までいた患者さんの置き土産のオレンジを食べました.
基本的に同じような味付けなので,もう飽きてはいるのですが,贅沢は言えません.
まだお腹が空くのでさらにクッキー.
ようやく少し落ちたかな.
昨日談話したアンナが外を歩いて花を取ってきたとくれました.
良い香り.明日一緒に行く?って,私,このフロアから出ても良いの?まだ左耳は全く聴こえないのですが,平衡感覚の狂いは慣れなのかフラつきが少なくなったように思います.ちなみにアンナは私が左耳が聴こえないこと,まだ知らないはずです.
さらに読書を続けていると,同室の人が21時くらいに出かけていき,何やら差し入れを持って帰ってきました.
じゃん!
プロフだ!まだ温かいよーって.
みんなで写真を撮っています.
スタローバヤ(調理場?)から勝手にお皿とスプーンを持ってきて,消灯まで1時間ですが食べ始めました.提供者の患者さんは差し入れてくれた人(旦那さん?)とビデオ電話を始め,なぜかもう一人の患者さんと私もそのビデオ電話に登場してすっかり楽しい雰囲気に.私も全部平らげたお皿を,差し入れ主に見せて "Очень вкусно! Большое спасибо! ありがとう!" とお礼を言いました.
日本の入院病棟だと,さすがにここまでの盛り上がりは無い雰囲気ですよね.必要な時に会話に加われば一緒に盛り上がり,一人で読書したければ必要な時にだけ話しかける(自分たちは出掛けるけどここにいる?とか),読書に飽きて会話に加われば参加できる,この距離感が私にはとても居心地がいいです.日本人より裏表なく素直な人たちが多い気がします.
寝ようとしたら,今23:15過ぎですが,また軽装備の患者さんが着ました.この人も一見悪くなさそう.なんで?なぜおかしな時間に入院患者が来るの?(まぁ誰にもききませんけど)ここは宿泊施設なんだろうかとすら思ってしまいます.
ベッド6床のうち自分含めて4床が埋まりました.